みなさん、ご無沙汰してました! なごみにゅーす管理人のなごみです。 仕事が忙しく、なかなか記事を更新できていませんでした… もし楽しみにしてくださった方がいたら、申し訳ありませんでした。 私生活が落ち着いたので、また定期的に記事更新していきます!
さて、あなたは鳥が意外にも賢いことはご存じだったでしょうか? 「こんにちは!」と人間の言葉で挨拶してきた相手が、“鳥”だったら驚きますか?
しかも、その鳥が「今日のごはんはリンゴがいいな」とか、「昨日のテレビおもしろかったね」と話しかけてきたら…あなたの心はワシづかみにされ、もっともっと話してみたいと鳥の沼にはまるかもしれません。
今回ご紹介するのは、そんな鳥類の中でも群を抜いたスーパーコミュニケーターであり、“鳥界の天才”と称されるヨウム(Grey Parrot)です。
見た目は地味だけど、その知能はなんと人間の5歳児レベルとも言われます!学習能力が非常に高く、意味のある言葉を覚えて使い分け、飼い主との会話も楽しめるというから驚きです。
「どのくらい頭がいいの?」 「ペットとして飼いたいけど値段は?」 「寿命はどれくらい生きるの?」
そんな疑問をまるっと解決しながら、ヨウムの知られざる魅力をお届けします!


・ヨウムについて知りたい、調べたい人
・鳥類の動物に興味がある人
・鳥が好きな人
ヨウムってどんな鳥?知性の裏にある繊細な素顔
まずはヨウムの概要について知っていきましょう。
ヨウムとは、アフリカ中西部のコンゴ盆地などに生息するオウムの一種で、英名では「Grey Parrot」。その名のとおり、全身が美しい灰色の羽で覆われ、尾羽だけが鮮やかな赤色をしています。
体長は約30cm、体重は400~500g程度。鳩と大きな差はありません。見た目は灰色基調の控えめなカラーリングですが、その中に秘められた能力は驚異的。何より有名なのは「言葉を覚える力」です。
どういうことかと言うと、ヨウムは人間の言葉を“意味を理解した上で”話すことができます。
他の鳥類で賢い鳥と言うと一般的にはオウムや九官鳥が挙げられますが、彼らのする「モノマネ」と違い、ヨウムは“その場に合った発言”をすることで知られています。たとえば、飼い主が部屋を出ていこうとすると「バイバイ!」と声をかけたり、欲しい食べ物があると「リンゴちょうだい」と催促したり。
この“意味の理解”があるかないかで、彼らの能力は一気に“言語”に昇格するわけです。
さらに性格面では、非常に繊細かつ愛情深く人間好きな性格。甘えん坊で嫉妬深く、家庭の雰囲気に強く影響されるナイーブな一面も。
仲良くなると、まるで小さな子どもが一人増えたような感覚になります。 しかし、反抗期が訪れることもあるようです。反抗期には自己主張が強くなることも。本当に人間に近い感性と言うか、能力が備わっているのですね。

ヨウムの知能は人間の5歳児相当!?「アレックス研究」が証明した驚異の賢さ
ヨウムの知能の高さを語る上で欠かせないのが、アメリカの動物行動学者アイリーン・ペッパーバーグ博士による「アレックス研究」です。
アレックス(Alex)は、博士が研究のために育てた1羽のヨウム。彼はなんと、30年にわたるトレーニングと観察の中で、その驚くべき知能を発揮しました。
アレックスができたこと(ほんの一部)
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100語以上の単語を理解・使用
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色(red, green, yellow…)や形(circle, squareなど)、素材(wood, metalなど)を判別
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数の概念を理解し、最大で「6」までカウントできた
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「Same」「Different」といった抽象的な概念の理解
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「I want banana」「I’m sorry」といった感情表現
…これだけでも本当にビックリですよね。 比較するのは大変失礼ですが、犬や猫などの身近な動物にこれが出来るでしょうか?
また、獲得した100個の語彙を駆使し、食べ物や飲み物を要求することもあったようです。 「リンゴ食べたい」「水を飲みたい」と、自分の主張を実際に言語を使用して伝えたというのは凄い話ですね。人間を除く他の動物には不可能と言って過言ではないことです。
中でも注目すべきは、アレックスが「0」という概念を理解していたこと。これはチンパンジーやイルカなど、一部の高等哺乳類でも難しいとされる能力です。
また、質問に対して的確に返答し、時には「わからない」と答えることで、自らの理解の限界を示すことさえあったといいます。これには当時の認知科学界も騒然。鳥類の知能がここまで高度とは…!と、世界中に衝撃を与えました。
こういった実例もあり、ヨウムの知能は人間で言う5歳児相当と言われております。 (アレックスのようなスーパーヨウムは、もっと知能が高そうですが…) ちなみにアレックスの最後の言葉は、亡くなる前夜に、部屋から去ろうとするアイリーン博士に「じゃあね、また明日。君を愛してるよ」と伝えた言葉だそうです…。泣けてきますね。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=LN8cGN7RwZg
チャンネル名:どうぶつ奇想天外・WakuWaku【TBS公式】 様
↑この動画を観ると、アレックスがいかに賢いヨウムだったか分かりますね。
ヨウムの日本での値段は?ヨウムの価格と流通の実情
「こんなにヨウムが賢いなら、ペットに1羽ほしい!」
そう思った方、お待たせしました。ここからは気になるお値段事情です。
ヨウムの日本での価格相場は、2025年現在30万円〜80万円前後。 種類や年齢、調教の度合いなどにより大きく変動します。
種類としてはノーマルなヨウムのほか、コイネズミヨウムという少し小型で色が黒い種類があります。
一般的に、若くて人に慣れている個体ほど高値が付きます。

ヨウムの値段が高価な理由とは?
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ワシントン条約(CITES)による国際的保護動物であり、輸入数が厳しく制限されている CITES附属書Iという区分で、登録票がないと個人間の譲渡も不可能です。
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野生個体の輸出入は禁止されており、国内でのブリーディングに頼るため供給が少ない
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そもそも飼育難易度が高く、きちんと育てられる人が少ない
加えて、輸入個体にはマイクロチップの登録が義務づけられており、CITES書類のやり取りが必須のため、書類の不備や不正があると違法扱いになります。ですから信頼できるブリーダーやショップからの購入が絶対条件です。
なお、ペットショップで「セール品」になっているようなヨウムは、病歴があったり、人慣れしていなかったりする可能性があるため要注意。
また、譲る際も勝手には譲渡できません。登録を受けずにヨウムを飼い、飼育できなくなって譲渡したことで逮捕された人もいますから、飼う際には覚悟が必要です。

ヨウムの驚異の長寿命!ヨウムが人生の伴侶に
ヨウムの魅力は「賢さ」だけにとどまりません。もうひとつの大きな特徴は、なんといってもその長寿命!
ヨウムの平均寿命は50~60年で、条件がよければなんと70年以上生きることも可能です。これは犬や猫の2〜3倍。むしろ我々人間に近い寿命を持ちます。
つまり、人生をともに歩む“家族”になる覚悟が必要ということです。
実際、ヨウムの飼い主が遺言書に「後継飼い主の指定」を書き残すケースも見られ始めています。もし家族全員が高齢で飼い始めた場合、途中で面倒を見きれなくなるリスクもあるため、ペットではなく“共同生活者”として考えているということです。
また、アメリカの多くの州では、「Pet Trust(ペット・トラスト)」という法的制度が整備されています。これは、ペットの飼育費用を含めた財産を信託として管理し、指定の後継者にその世話を委ねる仕組みです。
これは遺言とは独立して生前に設計・実行でき、信託管理人(Trustee)と飼育者(Caretaker)を別に設定できるため、使い込みの防止や監視も可能です。なおペットの健康管理・住環境・食事の内容まで細かく条件を付けられます。
例:
「私が死亡後、ヨウムのMaxには、毎月500ドルを支給し、健康診断を年1回受けさせること。飼育者は○○で、監視役に□□を設定する。」
などといった具合です。
ヨウムをお迎えして飼育する際は、ライフスタイルやステージの変化も見越して制度などをチェックしていきましょう。

ヨウムを飼うときに注意したいこと
ヨウムは高い知能と繊細な心を持つ鳥です。だからこそ、「ただケージに入れておけばOK」では絶対にうまくいきません。以下の点にしっかり注意して、ストレスなく健康的な生活を送れる環境を整えてあげましょう。
ヨウムの飼育環境のポイント
広くて安全なケージ
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ヨウムは体長30cmほどの中型の鳥ですが、羽ばたくスペースを確保するために、大型ケージが必要です。
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ケージは横幅60〜90cm以上、高さ1m以上が理想。
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金属製で頑丈なケージ(ステンレス推奨)がベスト。塗装が剥がれると誤飲の危険があるため注意!
放鳥スペースと運動時間
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1日1〜2時間以上はケージの外で遊ばせる時間(放鳥タイム)を設けましょう。
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室内で飛ばせる際は窓・鏡・電気コードの安全対策が必要。
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落下や誤飲事故を防ぐため、整理整頓された空間で放鳥しましょう。
防音・ストレス対策
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ヨウムの鳴き声は90dB近くになることもあり、防音対策が必須です。(90dbはカラオケでの歌い声程度)
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テレビや人の会話、音楽などに興味を持ちやすい反面、急な大音量や喧騒はストレスの原因になるので注意。
日光と紫外線
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ビタミンD3の合成に必要なUVB光線は、屋外またはUVBライトで補う必要があります。
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窓越しの日光では効果が薄いため、定期的な直射日光浴(網戸越し可)が理想です。
ヨウムの食事・栄養管理のポイント
主食:ペレットが基本
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市販の鳥専用ペレット(栄養バランス調整済)を主食にしましょう。
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ヒマワリの種やナッツ類は脂肪分が多く、おやつ程度に制限することが大切です。
副食:新鮮な野菜と果物
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にんじん、ピーマン、小松菜、ブロッコリー、りんご(種はだめ)、バナナなどがおすすめ。
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ネギ類やニンニク、アボカド、チョコレートなどは中毒の原因になるため厳禁!
- 水分の多いものはお腹を壊しやすいので注意です。
水の管理
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飲み水は毎日交換。可能であれば浄水器を通した水や湯冷ましが安心。
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食器は清潔を保ち、カビや細菌の繁殖を防ぐことが重要です。
心の健康も忘れずに!
ヨウムはとても賢く、人との関わりを必要とします。
1日数分でも声をかける・話しかける・一緒に遊ぶ時間を設けましょう。 会話や知育おもちゃで「考える時間」がないと、ストレスが溜まって毛引きや異常行動に発展するリスクがあります。

まとめ:ヨウムは“言葉を話す家族”であり、一生の相棒!
ヨウムは、単なる「しゃべる鳥」ではありません。高度な知性をもち、感情を持ち、人と深い絆を結ぶことができる“羽の生えたパートナー”と言えるでしょう。
そして何よりも大切なのは、「この子と50年、一緒に生きていけるか…?」という覚悟。
それを受け入れた先には、毎日の会話と笑いに満ちた、かけがえのない日々が待っています。
もしあなたが「人生を豊かにしてくれる相棒」を探しているなら、
その答えは、もしかすると、グレーの羽をまとった小さな賢者かもしれません。




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